表彰

MIRU長尾賞、MIRU優秀賞、MIRU学生優秀賞、MIRUフロンティア賞の選定は、プログラム委員会からの候補対象の推薦を受け、プログラム委員会とは独立した賞選定委員会にて厳正に行われました。また、MIRUインタラクティブ発表賞、 MIRUデモ発表賞の選定は、MIRU2015参加者からの投票に基づいて厳正に選定されました。その結果、下記の受賞対象が決定されました。

MIRU長尾賞

OS3-4: Fast and Accurate Object Detection Based on Binary Co-occurrence Features
Mitsuru Ambai, Taketo Kimura and Chiori Sakai (Denso IT Laboratory)
受賞理由: 物体検出に有用な二値共起特徴の超高速算出手法とそれに基づく分類器ピラミッドを提案し、その実時間性並びに高信頼性を比較実証的に検証した。工学的完成度は極めて高く、実用面への貢献も顕著である。

MIRU優秀賞

OS3-3: Joint Clothing Detection
Kota Yamaguchi, Takayuki Okatani (Tohoku Univ.), Kyoko Sudo, Kazuhiko Murasaki (NTT) and Yukinobu Taniguchi (Tokyo Univ. of Science)
受賞理由: 画像からの着衣の認識において、複数の衣服アイテム間の相関性を効果的に利用したConditional Random Fieldベースの手法を提案した。緻密な実験を通じた実用性の検証など論文の完成度が高い。

MIRU学生優秀賞

OS3-5: Mahalanobis Encodings for Visual Categorization
松澤知己, レラトーレイサ, 武井渉(群馬大), 大町真一郎(東北大), 加藤毅(群馬大)
受賞理由: 画像意味分類のための局所特徴量群のエンコーディングに基づく画像表現において、従来法では暗にユークリッド距離を仮定しているところを、マハラノビス距離に置き換え、理論的に定式化した。また、実際に画像意味分類の精度の向上に成功しており、有効性が示されている。

MIRUフロンティア賞

OS4-3: Scene Change Detection from a Pair of Roughly Registered Images Based on CNN Features and Superpixel Segmentation
Ken Sakurada and Takayuki Okatani (Tohoku Univ.)
受賞理由: 画像間差分という非常に一般的かつ基本的な問題に対して、抽象レベル特徴量が有効利用できることを示しており、低レベル特徴量との相補性ならびに各種応用への発展性を含め、MIRUフロンティア賞に相応しい。

MIRUインタラクティブ発表賞

SS1-15: 料理写真撮影におけるおいしそうな構図決定を支援するシステム
柿森隆生 (電通大), 岡部誠 (電通大, JST CREST), 柳井啓司, 尾内理紀夫 (電通大)

SS2-10: Word2Vecによる画像検索の改善
入江豪, 浅見太一, 田良島周平, 島村潤, 新井啓之, 小島明 (NTT)

SS3-16: 見た目の転送を用いた疎な多視点画像からの流体ボリュームのモデリング
岡部誠 (電通大, JST CREST), 土橋宜典 (北大, JST CREST), 安生健一 (OLMデジタル, JST CREST), 尾内理紀夫 (電通大)

SS4-14: スリット状符号化開口を備えたプロジェクタによる奥行き範囲の広いアクティブ3次元計測手法
芝優希, 堀田祐樹, 小野智司 (鹿児島大), 古川亮, 日浦慎作 (広島市大), 川崎洋 (鹿児島大)

SS5-36: 3次元キーポイントマッチングのための点群密度変化と欠落に頑健なLocal Reference Frame
秋月秀一, 橋本学 (中京大)

MIRUデモ賞

DS2-3: 匿名カメラ
内山英昭, 島田敬士, 長原一, 谷口倫一郎 (九大)

Published on August 4th, 2015

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