[image 01005] 「第二回CRESTシンポジウム:人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイド」開催のご案内
Takashi Minato
minato @ atr.jp
2014年 12月 22日 (月) 10:00:42 JST
image MLの皆様
(複数のMLにてご案内しております.重複してお受け取りの際はご容赦ください.)
国際電気通信基礎技術研究所の 港 と申します.
下記の通り,「第二回CRESTシンポジウム:人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アン
ドロイド」についてご案内させて頂きます.本シンポジウムでは,CRESTプロジェク
トの成果報告に加え,本プロジェクトに関連する研究についての招待講演,本プロジェ
クトで開発したロボットの実演デモも企画しております.また,日本科学未来館と協
力して実施している遠隔操作型アンドロイドの実証実験展示の見学を兼ねた日本科学
未来館見学にもご参加頂けます.皆様のご参加をお待ちしております.
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「第二回CRESTシンポジウム:人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイド」
のご案内
科学技術振興機構 CREST研究課題「人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイド
の研究開発」(代表:石黒浩)プロジェクトは,2010年10月の開始以来,約4年半に
渡り,人の存在を伝達する新たな情報メディアの実現に向け,人らしさをミニマルに
デザインするアプローチにより,人らしい存在を感じさせる要因や存在感を伝えるた
めのメディア技術についての研究,国内やデンマークなどの国外においてその実践的
応用についての実証実験を進めて参りました.
2015年3月でプロジェクトの終了を迎えるにあたり,これまでのCRESTプロジェクトの
研究についての成果報告と,今後の展望についての議論を深めるためにシンポジウム
を開催致します.本シンポジウムでは,CRESTプロジェクトの総括を一般の方々にも
わかりやすくご紹介します.また,本プロジェクトと関連の深い研究分野より研究者
をお招きしてご講演いただき,今後の展望についての議論を深めます.さらに,本プ
ロジェクトで開発したロボットの実演デモ,日本科学未来館と協力して実施している
遠隔操作型アンドロイドの実証実験展示の見学を兼ねた日本科学未来館見学も企画し
ております.多数の皆様のご参加をお待ちしております.
※当日の参加も可能ですが,会場準備のため,参加ご希望の方は事前に下記問い合わ
せ先まで,氏名,所属,連絡先をご一報ください.
「第二回CRESTシンポジウム:人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイド」
○開催日時・場所
日時:2015年2月14日(土)10:00-17:00
講演・デモ会場:日本科学未来館 7階 イノベーションホール
(日本科学未来館ホームページ http://www.miraikan.jst.go.jp/)
○主催
科学技術振興機構 CREST「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」領域
研究課題「人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイドの研究開発」
研究代表者:石黒 浩((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長(客員))
http://hil.atr.jp/projects/CREST/
○プログラム予定(講演者と講演内容,敬称略)
9:30-10:00 シンポジウム受付(於講演会場入口)
10:00-10:10 開会のあいさつ
西田 豊明(京都大学大学院情報学研究科 教授/CREST領域研究総括)
10:10-10:25 CREST課題概要説明
石黒 浩(研究代表者/(株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長
(客員)/ATRフェロー)
10:25-12:05 プロジェクト成果報告1
・遠隔操作型アンドロイドのシステム開発 (50分)
岩井 儀雄(鳥取大学大学院工学研究科 教授)
石井 カルロス 寿憲((株)国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究
所 室長)
港 隆史((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 研究員)
・break (10分)
・遠隔操作型アンドロイドの評価・効果検証 (40分)
中西 英之(大阪大学大学院工学研究科 准教授)
住岡 英信((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 グループリー
ダー)
12:05-13:20 昼食
13:20-14:00 プロジェクト成果報告2
・遠隔操作型アンドロイドの社会的受容性の評価 (40分)
西尾 修一((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 主幹研究員)
住岡 英信((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 グループリー
ダー)
港 隆史((株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 研究員)
14:10-15:35 招待講演
本プロジェクトでは,遠隔操作型アンドロイドを介して遠隔地の人の存在を感じる
ための原理やその評価方法について追究してきました.そのような存在感は,実際
に起きていないことの体験もと考えられます.そこで存在感についての議論をより
深めるために,代替現実(Substitutional Reality; SR)というアプローチでこの問
題に取り組んでいる理化学研究所の藤井氏を招いてご講演頂きます.
また,本プロジェクトでは遠隔操作型アンドロイドの応用として,遠隔操作型アン
ドロイドを用いた高齢者支援について研究を進めてきました.ロボットによる生活
支援や介護支援は高い期待を寄せられていますが,その現状と課題について,ロボッ
ト介護機器の開発・応用の分野で活躍されている産業技術総合研究所の松本氏を招
いてご講演頂きます.
最後に,日本科学未来館の内田氏に同館での実証実験の取り組みについてご紹介頂
きます.
・「仮想と現実」 (40分)
藤井直敬(理化学研究所 脳科学総合研究センター 適応知性研究チーム チー
ムリーダー)
・「生活支援・介護支援ロボットの現状と課題」 (40分)
松本吉央(産業技術総合研究所 知能システム研究部門 サービスロボティクス
研究グループ 研究グループ長)
・日本科学未来館での取り組みの紹介 (5分)
内田まほろ(日本科学未来館 事業部 展示企画開発課 課長)
15:35-15:40 閉会のあいさつ
石黒 浩(研究代表者/(株)国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長
(客員)/ATRフェロー)
15:40-17:00 実演デモおよび日本科学未来館見学
本プロジェクトで開発した存在感を伝達するロボットメディアを実演デモで紹介
します.プロジェクト発足1年目に発表した携帯型遠隔操作アンドロイド「エル
フォド」については,商品化レベルの仕様に近づけたプロトタイプを紹介します.
また,高齢者等のコミュニケーション支援効果が確認されている50cm大の遠隔操
作型アンドロイド「テレノイド」については,パソコン等のインタフェースなし
で遠隔操作するデモを紹介するとともに,日本科学未来館の見学で「テレノイド」
の操作体験をして頂けます.さらに,対話に安心感をもたらすことが生理学的に
検証されている通話メディア「ハグビー」を,教育の場などで効果的に用いるデ
モも紹介します.
・実演デモ (40分)
−2者間で互いにテレノイドを用いた対話デモ
※テレノイド:50cm大の遠隔操作型アンドロイド
−Bluetooth版エルフォイドを用いた対話デモ
※エルフォイド:携帯タイプ(15cm大)の遠隔操作型アンドロイド
−ハグビーを用いた「聞く力」を支援する講話デモ
※ハグビー:70cm大の抱き枕タイプの通話メディア
・日本科学未来館見学 (17:00の閉館まで自由に見学)
遠隔操作型アンドロイドを通した対話を体験(アンドロイドの操作体験,アンド
ロイドとの対話体験)頂けます.この体験では,人のミニマルデザイン型「テレ
ノイド」と人酷似型「オトナロイド」を比べて頂くことができます.また,ニュー
スを読む「コドモロイド」の展示では,中性的でニュートラルな存在であるアン
ドロイドの社会的役割の可能性をみて頂けます.また,その他の館内の展示も見
学頂けます.アンドロイドの展示については下記もご覧ください.
常設展「アンドロイド−人間って、なんだ?」
http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/future/robot/android.html
○参加費:無料
○定員:80名(要事前申込)
○お問い合わせ・参加お申し込み先
icrest-sympo @ atr.jp
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