[image 00639] システム制御情報学会・計測自動制御学会 チュートリアル講座2014のご案内

Tomohiro Kuroda tomo @ kuhp.kyoto-u.ac.jp
2014年 5月 25日 (日) 09:13:34 JST


Image ML の皆様

京都大学 黒田です。

下記のご案内を申し上げます。ふるってご参加下さい。

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※下記内容を重複して受け取られた場合は、何卒ご容赦ください。

システム制御情報学会・計測自動制御学会 チュートリアル講座2014
-自動車運転支援技術の基礎から最新動向まで-


期日:2014年7月22日(火)

会場:学校法人 常翔学園 大阪センター(大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F)

主催:システム制御情報学会, 計測自動制御学会

協賛:
IEEE Control Systems Society Kansai
Chapter、交通予防安全コンソーシアム、電気学会、電子情報通信学会、日本機械学会、日本交通心理学会、日本生体医工学会、日本知能ファジイ学会、日本人間工学会、日本認知科学会、日本プラント・ヒューマンファクター学会、ヒューマンインタフェース学会

協賛(予定):
自動車技術会、情報処理学会、人工知能学会、日本感性工学会、日本航空宇宙学会、日本ロボット学会

趣旨:
近年、自動車運転支援技術が注目されています。前方の車や障害物に衝突するのを防止するシステム、車線逸脱を知らせるシステム、駐車のための運転操作を支援するシステムなどが実用化され、一般のドライバーにも身近な技術になりつつあります。ご存じのように、日本の産業の中で、自動車産業は相変わらず隆盛であります。中でも運転支援システムや自動運転システムの関連分野は、今後日本の成長産業の一翼として大いに期待されるところであり、センサなどの部品からソフトウェアシステムといった幅広い分野で、この運転支援関連市場への参入を検討している企業も多数あるのではないでしょうか。

国土交通省の「オートパイロットシステムに関する検討会」では、高速道路上の自動運転の方式について検討がなされていますが、現在実用化されている運転支援システムを高度化することによって、段階的に完全自動運転に近づけていく構想が提案されています。つまり、自動運転を実現する技術は、現在の運転支援技術がベースになる構図が成り立つと言えます。

このように、運転支援技術は日本のメーカーにとって今後非常に重要な位置を占め、従って学問としての発展も非常に期待されると考えられますが、この技術分野は様々な要素技術や人間工学などが複合した新しい分野であり、体系的に学習できる場はほとんどないのが現状です。そこで、一日で運転支援技術を基礎から最新動向まで概観できる本講座を企画致しました。本講座は、運転支援技術を基礎から学習したい企業技術者や学生の方、実際に運転支援システム関連の製品開発を担当する技術者の方や今後運転支援分野の製品開発を予定する企業の方、当該分野を専攻する学術研究者の方などのご参加を想定しております。講師陣は、いずれも第一線で活躍されている先生方であり、基礎から最新動向まで、分かりやすい講演をして頂きます。当講座の内容は、運転支援技術に興味をお持ちの方にとって、とても有意義な講座であり、受講生の方々の研究・開発などの業務の一助になると確信しております。多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。

プログラム:

10:30~12:30 「運転支援技術の基礎と周辺動向」 香川大学 土居 俊一 氏
概要:
昨今の情報化にともなう道路交通の安全性と利便性の両立には運転支援技術が不可欠である。このドライバーへの運転・走行支援とは、あらゆる環境下での自動車と人間との共生を最高の品質で実現することに他ならない。一方、交通事故の多くは運転行動、すなわち一連の知覚・認知・判断および操作の誤り、
不完全性に依存する。したがってこれらの支援技術の開発には運転に伴う操作やそれに先立つ周辺認知の仕組みに関する人間特性の理解が必要となる。
本講演では、まず運転支援技術の基礎と現状課題について述べ、その後ドライバー特性を踏まえた運転支援の周辺動向について解説する。


13:30~15:00 「ドライバーの行動変容を促す運転支援システム」 京都大学 平岡 敏洋 氏
概要:
先進緊急ブレーキシステム(AEBS)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキープアシストシステム(LKAS)など、部分的に自動運転の技術が市販車に実装されつつある。これらの技術は利便性が高く、安全に寄与することが期待されているが,ドライバーのリスク補償行動の発現によって、結果的に安全性が変わらないだけでなく、新たな危険性が生じうることが危惧されている。そこで、システムが上手に情報提供することで、ドライバーに対して『よりよい運転』を促す新たな運転支援のあり方に注目が集まっている。
本講演では、自動運転に関して、功と罪の両側面から展望を述べたうえで、ドライバーの行動変容を促す運転支援システムの例として、エコドライブや安全運転を促すシステムの例などを紹介する。


15:10~16:40 「モード切替型システムモデルによる運転行動解析と運転支援」 名古屋大学 鈴木 達也 氏
概要:
観測された運転行動データに基づいて運転行動解析を行う場合、データの中にある種のモード(動的特性)の変化を見いだせる場合が少なくない。このモードの変化は主として、(1)人間の意図的な判断により引き起こされる、あるいは(2)複雑な環境に適応する形で自発的に引き起こされる場合が多い。意図的であるにせよ、環境変化に適応する形で自発的に引き起こされるにせよ、ある種のプリミティブな運転行動とその切り替え(モード遷移)で一連の運転行動をモデル化・解析することで運転支援の設計やHMIの設計において新たなブレークスルーをもたらす可能性がある。
本講演では、講演者らの取り組みを中心として、モード遷移を伴うシステムモデルに基づいた運転行動の解析、運転支援の設計について概説する。


定員:先着50名

聴講料: (いずれも資料一部を含む)
会員(協賛学協会会員を含む) 12,000円,非会員 18,000円,学生 3,000円

申込方法:
こちらの聴講申し込みフォームからお申し込みください.
https://www.iscie.or.jp/regist/registration-t14.php
申込み締切:2014年7月15日(火)

支払方法:
次のいずれかの方法でお支払い願います。
なお、振替・振込の手数料はご負担をお願いします。
※振替用紙1枚につき1名の聴講料をご送金下さい。

 三菱東京UFJ銀行 聖護院支店 普通 3610915 口座名義: システム制御情報学会
ゆうちょ銀行 01020-0-650 加入者名:システム制御情報学会

問い合せ先:
小坂 洋明
奈良工業高等専門学校 電気工学科
〒639-1080 奈良県大和郡山市矢田町 22
TEL:0743-55-6098
Email: kosaka @ elec.nara-k.ac.jp

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Tomohiro Kuroda
Professor
 Graduate School of Medicine
 Graduate School of Informatics
Director / CIO
 Div. Medical IT & Admin. Plan.
Kyoto University Hospital
email: tomo @ kuhp.kyoto-u.ac.jp
URL: http://kuroda.kuhp.kyoto-u.ac.jp/


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