[image 01370] [CFP] HAIシンポジウム2015(申込締切10/6)
Takahiro Tanaka
tanaka @ coi.nagoya-u.ac.jp
2015年 8月 4日 (火) 17:34:15 JST
(重複してお受け取りの節はご容赦下さい)
下記の通り,12月5~6日に東京大学駒場キャンパスでHAIシンポジウム2015を開
催致します.今年度は東京での開催です.
発表申込〆切は10月6日(火),カメラレディ原稿〆切は10月23日(金)です.
多数のご投稿をお待ちしています.
===========================================
HAIシンポジウム2015
(Human-Agent Interaction Symposium 2015)
http://hai-conference.net/symp2015/
○共催・協賛
協賛:人工知能学会,電子情報通信学会,ヒューマンインタフェース学会(予定)
○日時
2015年12月5日(土)~6日(日)
○場所
東京大学 駒場キャンパス 21KOMCEE(京王井の頭線 駒場東大前駅前)
http://hai-conference.net/symp2015/access.php
○運営委員長挨拶
竹内勇剛(静岡大学)
この10年足らずの間に『Human-Agent Interaction(HAI)』という言葉が,国
内外の学術イベントのセッション名や論文特集号,科研費を始めとする研究助成
金のキーワードやテーマ としてごく自然に使われ,多くの研究者たちが「HAIと
は何か」について自分の言葉で語れるようになってきました.このことはHAIと
いう概念が 広く浸透したと同時に,HAI研究に主体的に取り組む研究者が増えて
きたからに他なりません.
今回のHAIシンポジウム2015は,このシンポジウムが最初に開催された2006年
から数えて10回目の節目にあたります.そこで参加者の皆 様には,HAI研究の創
生期にあたるこの10年有余のHAI研究の発展と私たちを取り巻く環境の変化を踏
まえ,これからのHAI研究の展望と方向 性を語り合う場として今回のシンポジウ
ムをおおいに活かしていただきたいと思います.
これまでの10年有余のHAI研究の歩みを通して得られた多くの知見を今改めて
客観的な視点でみると,1つの大きなことに気づかされます.それ は,私たちが
一般の社会生活者として過ごしている日常の認知的・社会的活動こそがHAIの本
質なのではないかということです.人と関わり合い,共 感したり調和・適応し
たり,人を信じたり期待したり,そしてときに人を裏切ったり騙したり,教えた
り教わったり,恨んだり祈ったり,駆け引きした りなどと,その例はとても挙
げきれません.ですがどれにも共通しているのは,私たち人(Human)の日常生
活はいつも「誰か」(Agent)と 向かい合い,対話(Interaction)をしている
ということです.この事実を踏まえれば,現象分析や実験から得られたデータに
基づき理論や モデルを構築していく学術的側面の深化と,HAI研究を実社会にお
ける日常的な活動に還元していく実践的応用の側面への展開を両輪として,これ
か らのHAI研究は進められていくべきなのかもしれません.その結果,下記のよ
うな対象分野のリストももっと多くのフィールドや対象へと広がってい く,す
なわちHAI研究はより学術的・社会的価値を増し,さらに発展していくのではな
いかと期待しています.
このHAIシンポジウムは,HAI研究者のためのものです.この数年の中でHAI研
究を始めた人も,まだHAIという言葉さえ浸透していなかっ た頃から取り組んで
きた人も,等しくこのシンポジウムを通して未来を語り,それを実現していく足
がかりにしていただきたいと願います.特に自由な 未来が広がっている若い人
たちには,このシンポジウムを積極的に活用し,どんどん発言・行動してくださ
い.そして次の10年の主役になってくださ い.その第1歩として,HAIシンポジ
ウム2015を次の10年を創るマイルストーンにしていきましょう.
○対象分野
HAIに関する理論的・実証的研究,各種応用システム開発事例などを広く募集し
ます.たとえば,以下のようなテーマが該当しますが,これに限定さ れるもの
ではありません.
- 人とインタラクションを行うエージェント/ロボットの設計・実現方法
- エージェント/ロボットを介した人間同士のコミュニケーション
- HAIにおける認知科学,社会心理学,発達心理学
- エージェントによるヒューマンインタフェース
- 人間とエージェント/ロボットの相互適応
- 適応・学習を可能にするインタラクションの設計
- エージェント/ロボットのアピアランス,表情,ジェスチャーの設計
- 人間とエージェントの関係性
- エージェント/ロボットの身体性
- インタラクションを可能にする知能の解明と実現
- インタラクションを通して生まれる知能の解明と実現
- 認知発達ロボティクス
- 記号創発ロボティクス
- HAIの要素技術…ユーザ状態の推定/学習,エージェントの適応/学習,エー
ジェントの音声合成/認識
- CMC(Computer Mediated Communication)環境における身体的なインタラクション
- HAIの応用事例 など
○口頭発表
口頭発表はすべてシングルトラックで組みますので,参加者全員に研究をアピー
ルできます.また,口頭発表への投稿論文の中から深く議論したいもの をプロ
グラム委員が選抜し,「討論セッション」を組みます.討論セッションでは通常
の口頭発表よりも発表時間を長く確保しますので,十分に議論で きます.
○ポスター発表
ポスター発表では,発表者と参加者がより少人数で突っ込んだインタラクティブ
な議論ができる場を目指します.ポスターのサイズは最大A0です.な お,デモ
の実施に必要なテーブルと電源は用意しますが,機材等の別送のための受取,保
管,返送等には対応できません.
○日程
2015年10月 6日(火)18:00:口頭発表の発表申込締切
2015年10月14日(水) :口頭発表の採録通知
2015年10月13日(火)18:00:ポスター発表の発表申込締切
2015年10月21日(水) :ポスター発表の採録通知
2015年10月23日(金)18:00:口頭発表のカメラレディ原稿締切
2015年11月 6日(金)18:00:ポスター発表のカメラレディ原稿締切
2015年11月 6日(金) :討論セッションの論文選択結果通知
2015年12月 5日(土),6日(日):HAIシンポジウム2015
※査読はありませんが,本シンポジウムの趣旨から大きく外れたものを不受理と
させていただくことがあります.
○発表申込,論文執筆要項
HAIシンポジウム2015 Webサイト( http://hai-conference.net/symp2015/ )より
お願いします.
発表形態は以下の2種類です.
- 口頭発表(カメラレディ原稿:最少4ページ,標準6ページ,上限は設けない)
- ポスター発表(カメラレディ原稿:最少1ページ,標準4ページ,上限は設けない)
口頭発表,ポスター発表とも,発表申込時に,200文字程度のアブストラクト
(英文の場合は100 words程度)を提出いただきます.
image メーリングリストの案内