[image 02055] [CFP]HAIシンポジウム2016(9/27締切)
Takahiro Tanaka
tanaka @ coi.nagoya-u.ac.jp
2016年 9月 23日 (金) 11:24:53 JST
皆様
(重複してお受け取りの節はご容赦下さい)
名古屋大学の田中です.
下記の通り,12月3〜4日に東京大学駒場キャンパスでHAIシンポジウム2016を開
催致します.今年も昨年に引き続き東京で開催します.
発表申込〆切は9月27日(火),カメラレディ原稿〆切は10月26日(水)です.
多数のご投稿をお待ちしています.
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HAIシンポジウム2016
(Human-Agent Interaction Symposium 2016)
http://hai-conference.net/symp2016/
○協賛・協力
協賛:人工知能学会(予定),電子情報通信学会,日本認知科学会,ヒューマン
インタフェース学会,科研・新学術領域研究「認知的インタラクションデザイン学」
協力:東京大学
○開催日
2016年12月3日(土)〜4日(日)
○開催場所
東京大学 駒場キャンパス 21KOMCEE(京王井の頭線 駒場東大前駅前)
http://hai-conference.net/symp2015/access.php
○運営委員長挨拶
竹内勇剛(静岡大学)
今,世間や学生間だけでなく政府の重点化研究分野の中でも「人工知能」に大き
な注目が集まっています.HAI (Human-Agent Interaction)も人工知能とも深く
関連する学際的な研究領域ですので,この動向には無縁ではないものの,やや話
題の中心からは距離を置いている感じがしています.その理由の1つには,もし
かすると技術的に計算・理解される知能よりも,むしろその知能を使った「賢
さ」にこそ私たちの関心が向けられているからではないでしょうか?
私は,HAI研究とは何をするものだと個人として問われれば,恐らく「インタラ
クションを通した人の賢さの探求とデザイン」だと述べるのではないかと思いま
す.どうもこの定義は,学習科学の分野で標榜されているテーマそのものではな
いかと気づかれた方も少なくないと思います.私も昨年他界された三宅なほみ先
生のお口から,よくこのような言葉を聞きました.つまり,そう,HAI研究も学
習科学(およびより大きな枠組みとしての認知科学)も本質的な課題は同じなん
だと思うのです.そしてこの共通する課題の捉え方,賢さは個体に内在するもの
ではなく,個体と個体,あるいは個体と人工物/文化/社会/環境とのインタラ
クションを介して個体に還元されていくものだ,という社会学的・生態学的な営
み帰結として捉えるアプローチは,もしかすると今とても注目されている「人工
知能」の今後の進展にも一石を投じるかもしれません.
このように学際的なHAI研究がもたらす議論の包括性は,周辺の他分野・他領域
との交流と融合の中心としての役割を担うことができるHAI研究の資産と言える
でしょう.しかしふと冷静に自分を顧みると,私たちは小さな箱の中で自分の足
元ばかりを見てしまっているのかもしれません.ですからHAI研究の資産を有効
的に活かしていくためには,これからの私たちは自分の足元ばかり見ているので
はなく,もっと顔を上げて周囲と積極的に絡んでいかなくてはならないと思いま
す.そして顔を上げて見えた周辺の他分野・他領域の人たちをこのHAIシンポジ
ウム2016に誘い,私たちの手で次のHAI研究の地平を切り開いていきましょう.
○対象分野
HAIに関する理論的・実証的研究,各種応用システム開発事例などを広く募集し
ます.たとえば,以下のようなテーマが該当しますが,これに限定されるもので
はありません.
- 人とインタラクションを行うエージェント/ロボットの設計・実現方法
- エージェント/ロボットを介した人同士のコミュニケーション
- エージェントによるヒューマンインタフェース
- 認知科学,社会心理学,進化心理学,発達心理学におけるHAI
- エージェント/ロボットの倫理
- 人とエージェント/ロボットの相互適応
- 適応・学習を可能にするインタラクションの設計
- エージェント/ロボットのアピアランス,表情,ジェスチャーの設計
- 意図,エージェンシーの認知,アニマシー知覚
- 人とエージェントの関係性
- エージェント/ロボットの身体性
- インタラクションを可能にする知能の解明と実現
- インタラクションを通して生まれる知能の解明と実現
- 認知発達ロボティクス
- 記号創発ロボティクス
- HAIの要素技術…ユーザ状態の推定/学習,エージェントの適応/学習,エー
ジェントの音声合成/認識
- 人工知能技術,深層学習などを用いたエージェント/ロボットにおける知能の
理解・設計およびインタラクションのデザイン
- CMC(Computer Mediated Communication)環境における身体的なインタラクション
- HAIの応用事例など
○口頭発表
口頭発表セッションはシングルトラックで開催しますので,参加者全員に対して
研究成果を報告することができます.また,口頭発表への投稿論文の中から深く
議論したいものを数件プログラム委員が選抜し,「討論セッション」を開催しま
す.討論セッションでは通常の口頭発表よりも発表時間を長く確保しますので,
十分に議論できます.
○ポスター発表
ポスター発表では,発表者と参加者が少人数で密でインタラクティブな議論がで
きます.ポスターのサイズは最大A0です.なお,デモの実施に必要なテーブルと
電源はご用意いたしますが,機材等の別送のための受取,保管,返送等には対応
できません.
○日程
2016年 9月27日(火)18:00:口頭発表の発表申込締切
2016年10月11日(火) :口頭発表の採録通知
2016年10月13日(木)18:00:ポスター発表の発表申込締切
2016年10月21日(金) :ポスター発表の採録通知
2016年10月26日(水)24:00:口頭発表のカメラレディ原稿締切
2016年11月 9日(水)24:00:ポスター発表のカメラレディ原稿締切
2016年11月 9日(水) :討論セッションの論文選択結果通知
2016年12月 3日(土),4日(日):HAIシンポジウム2016
※査読はありませんが,本シンポジウムの趣旨から大きく外れたものを不受理と
させていただくことがあります.
○発表申込,論文執筆要項
HAIシンポジウム2016 Webサイト( http://hai-conference.net/symp2016/ )より
お願いします.
発表形態は以下の2種類です.
- 口頭発表(カメラレディ原稿:最少4ページ,標準6ページ,上限は設けない)
- ポスター発表(カメラレディ原稿:最少1ページ,標準4ページ,上限は設けない)
口頭発表,ポスター発表とも,発表申込時に,200文字程度のアブストラクト
(英文の場合は100 words程度)を提出いただきます.
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