[image 03518] 画像生成コンペのご案内

Seishi Takamura takamura.seishi @ lab.ntt.co.jp
2019年 5月 10日 (金) 18:05:15 JST


image-ml, cgvi-mlの皆様
(複数受け取られた場合はご容赦ください)
WBVC2019事務局のNTT高村誠之と申します。

画像符号化シンポジウム/映像処理シンポジウム(PCSJ/IMPS2019, 
http://www.pcsj-imps.org/)
では、参加無料の試みとしまして、画像処理ができれば誰でも参加可能な
Water Bottom Video Challenge (WBVC) 2019
「水底映像符号化向け画像生成コンペティションWBVC2019高村杯」
を行います。先日参加受付を開始いたしました。

【概要】
MPEG-H HEVCの標準化が開始された2010年から8年がたち、次世代映像符号化国際規格MPEG-I 
VVC(Versatile Video Coding)の標準化が昨年開始され、VVCの最新
参照モデルVTM4はHEVCより30%以上符号量を低減しています。新たな映像符号化
技術を探求し符号化効率を高めようとする機運が世界的に高まっています。PCSJ/IMPS2018では、従来の符号化技術が苦手としている水映像に焦点を定め、
この符号化を効率化するための画像処理技術を競うコンペティションWater
  Bottom Video  Challenge (WBVC)を開催し好評を博しました。2019年は水を
止め撮影した教師データつき学習映像を追加で提供します。教師データを使うとVTM4より最大56%も符号化効率が向上します。機械学習技術を駆使するもよし、
映像処理知識を駆使するもよし、画像の作り方一つで符号化効率が変化する様
を楽しみつつ実験していただけるものと期待しています。

【タスク】
水面が揺れる水底映像を処理し1枚の静止画を作っていただきます。それを参照し水底映像を符号化した際、符号化効率をどれだけ高められるかを競い、優秀者を表彰します。VTM4ベースのコーデックは提供しますので、符号化知識がなくと
も参加可能です。動画相手ということからLSTM, RNN, 
4DCNNによる時系列処理、学習データがそれほど多くないことから転移学習やデータオーグメンテーション
の活用などが考えられ、様々な機械学習の知見を活かしていただけるタスクに
なっています。主催者側が想定していない手法も大歓迎です。


詳細は以下をご覧下さい。昨年のチャンピオンデータや映像サンプルも公開しております。ご参考のための昨年の応募手法サマリなども公開していく予定です。
https://sites.google.com/view/wbvc2019/main/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E

提出締切は10月末です。優秀者をPCSJ/IMPS2019(11/18-20御殿場)において表彰
いたします。

御質問など何なりと wbvc2019 @ googlegroups.com へお寄せください。
多くの皆様からのご参加をお待ちいたしております。

高村誠之 NTTメディアインテリジェンス研究所/画像メディアプロジェクト
wbvc2019 @ googlegroups.com Tel 046-859-2371/Fax 046-859-2829



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