[image 00369] ■■ロボット工学セミナーのご案内(11/28)■■

Eiichi Yoshida e.yoshida @ aist.go.jp
2013年 11月 22日 (金) 18:05:36 JST


image MLの皆様
 【複数MLに投稿させていただいております。ご了承ください】

産業技術総合研究所の吉田と申します。

開催直前となりましたので、11/28 (木) 開催のRSJロボット工学セミナーのご
案内をさせていただきます。
今年度最後のセミナーでは、実世界インタフェース技術を取り上げ、人間と世界
の接点の新たな展開について、大学・企業の第一線の研究者の方々から最先端技
術をご紹介いただきます。
奮ってのご参加をお待ちしております。

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 ◆◇◆日本ロボット学会ロボット工学セミナーのお知らせ◆◇◆

■第82回 「一挙手一投足」に反応する実世界インタフェース技術
 
サービスロボットなどの普及を実現するために,専門知識の少ない一般ユーザ
の意思を確実にロボットに伝えることが重要です.そこで,実世界においてロボッ
トがユーザ周囲環境を理解した上で,ユーザの音声指示やジェスチャのような
自然な行動で適切なサービスを提供できるようなユーザインタフェース技術が
期待されています.こうした背景のなか,本セミナーでは,実世界のユーザイン
タフェース技術の現状及び実世界への応用が進むウェアラブルコンピューティ
ング,ジェスチャ認識,マルチモーダルインタフェースの技術について,講師の
方々の最新の研究内容を講演していただきます.

■オーガナイザー:姜 山 ((株)富士通研究所)

以下のWEBサイトからもご確認下さい。
http://www.rsj.or.jp/blog/archives/seminar/s82_rsj_seminar

申し込み方法につきましては、以下をご覧ください。
http://www.rsj.or.jp/seminar/application

■日  時:2013年11月28日(木)13:00〜17:30(開場12:30)
 
■会  場:中央大学 後楽園キャンパス 2号館2階2221号室 (東京都文京区春日1-13-27)
        http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/campusmap/korakuen_j.html
	http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_korakuen_j.html
	最寄り駅:東京メトロ 後楽園駅,または都営地下鉄 春日駅

■定 員:70名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
 
■参加費:当学会及び協賛学会の正会員/8,400円、会員外/12,600円、学生(会
 員、非会員を問わず)/4,200円、当学会賛助会員 招待券ご利用/無料、優待券
 ご利用/4,200円、左記サービス券なし/12,600円
  ※賛助会員の皆様へ:上記の招待券(2枚/口)及び優待券(10枚/口)は、年
 頭に各賛助会員学会窓口様宛に配布させて頂いておりますので有効にご活用くだ
 さい。
  ※課税について:当学会及び協賛学会の正会員、学生(会員、非会員を問わ
 ず)の場合の参加費は不課税、それ以外の場合の参加費は税込となりますのでご
 承知おき下さい。


■講演内容:
13:00-13:10 <開会挨拶・講師紹介>

13:10-14:10 第1話 Augmented Human(拡張人間)を実現するための自在化技術-
慶應義塾大学 稲見 昌彦
我々は,機器に代替作業をさせる「自動化」と並立する概念として,本来人が
やりたいことを自在に行うことを可能とする「自在化」という概念を提唱して
いる.例えば扇風機のもたらす「風」という効果を,ユーザが自在に制御可能
とすることにより,ユーザは扇風機という機器を意識せず,その効果を直接操
ることができる.効果に対し直接的に働きかける自在化は,家電やロボットな
どの機器の認知的な透明化をもたらし,自らの身体像が拡張したかのようにイ
ンタラクションを行うことが可能となる.本セミナーでは自在化技術を実例と
ともに紹介し,Augmented Human(拡張人間)研究の将来を展望する. 

14:10-15:10 第2話 ウェアラブルセンサを用いた実世界インタフェース構築技術
神戸大学 寺田 努  
実世界で動作するシステムを構築する場合には,システムの対象物の動きを詳
細に取得する必要がある.特に対象が人間である場合には,加速度センサやジャ
イロセンサなどの装着型センサを人間に取り付けてその値をもとに動作を認識
する技術が有力である.本講演では,実際にウェアラブルセンサを用いて構築
し,実運用してきたダンス,演劇,音楽などのシステムを素材に,センサ処理
技術やシステム運用技術について解説する.また,においセンサや超音波セン
サ,フォトリフレクタなどこれまであまり人間の行動認識に使われてこなかっ
たセンサの有力な活用法について議論する.

15:10-15:20 <休憩>

15:20-16:20 第3話 Natural User Interface: ジェスチャセンサ技術とインタラクションへの応用
Microsoft Research Asia 白鳥 貴亮
 Microsoft社のKinectに代表される三次元入力センサ技術,ジェスチャ認識技
術は近年著しく発展しており,ゲームだけでなくPCなどの身近なデバイスのイ
ンタフェースにも大きな変化が訪れている.一方アプリケーション側では,セン
サデータやユーザの動きをどのように解釈してコンテンツへ対応させるか,ジェ
スチャを通してより直感的で没入感のあるユーザエクスペリエンスを与えられ
るか,というのも重要な問題として再認識されつつある.本講演では,近年のセ
ンサ技術,およびインタラクション技術の動向と今後の展望について述べる. 

16:20-17:20 第4話 実世界に織り込まれるコンピューティング環境とコンテキストアウェアネス
東京農工大学 藤波 香織
スマートフォンに代表されるように,入出力装置や計算機能は超小型・高性能
化されて日常生活に織り込まれるように浸透してきている.このような情報環
境と人間との相互作用には,利用者の明確な相互作用意思の有無により明示的
なものと暗黙的なものが存在し,我々は特に後者の暗黙的相互作用
(Implicit-HCI; iHCI)に着目している.iHCIでは,人が通常の作業をする中
で情報を受け取ったり,システムが裏で動作を変更したりするために,適切な
内容とタイミングの決定が求められ,「コンテキストアウェア」が重要な役割
を果たす.本講演では,我々が進めてきたiHCIにおけるコンテキストアウェア
技術とその応用について紹介する. 

17:20-17:30 <閉会挨拶>

―本件に関する連絡先――――――――――――――――――――――――
 
一般社団法人 日本ロボット学会  ロボット工学セミナー係
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-19-7 ブルービルディング2階
 TEL  03-3812-7594  FAX 03-3812-4628
 seminar @ rsj.or.jp

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*  吉田 英一  独立行政法人 産業技術総合研究所 知能システム研究部門
*                 AIST-CNRS ロボット工学連携研究体
*  〒305-8568 茨城県つくば市梅園1−1−1  つくば中央第2
*  YOSHIDA Eiichi  CNRS-AIST JRL (Joint Robotics Laboratory), UMI3218/CRT,
*  Intelligent Systems Institute, AIST
*  Tel. 029-861-7108 (Direct)     Fax. 029-862-6507   e.yoshida @ aist.go.jp



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