[image 00837] パルス中性子イメージング研究会のお知らせ

hyokota @ riken.jp hyokota @ riken.jp
2014年 9月 10日 (水) 00:22:56 JST


理化学研究所の横田です。
新しいイメージング技術である、パルス中性子イメージングとその応用としての
材料解析に関する研究会が開催されます。
この研究分野では、画像処理技術が必要とされ、両分野の連携により新しい研究、
技術開発が期待されています。
ご興味のある方はふるってご参加ください。

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科学技術交流財団「製造業における中性子利用研究会」・科研費基盤研究(S)「パ
ルス中性子による物質材料および空間場の組織構造・物理量イメージング」合同
研究会

パルス中性子イメージングの現状と鉄鋼材料研究への応用

中性子イメージング法は、中性子の持つ高い物質透過能力を活用した非破壊での
物質内部観察・分析手法として、幅広く利用されている実験技術です。
J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)ではパルス中性子の特徴を活かしたエネル
ギー分析型中性子イメージング法の研究を進め、結晶組織、原子核種や温度、空
間や物質中の磁場等の空間的な分布を可視化する技術の開発を行っています。現
在MLFに建設中の世界初のエネルギー分析型パルス中性子イメージング装置「螺鈿」
のユーザー共用が平成27年度から開始することとなり、エネルギー分析型イメー
ジングだけでなく、高空間分解能中性子イメージングや、中性子エネルギー範囲
を限定した高コントラストイメージングが日本においても実施可能となります。
さらに、中性子イメージングを行う新たな環境として、小型加速器中性子源の開
発が理研、国内の大学が中心となって進められており、本格的な利用段階に入り
つつあります。
本研究会では、パルス中性子イメージング手法の概要および開発の状況、J-
PARCのイメージング装置開発ならびに小型中性子源に基づく新しい中性子イメー
ジング実験環境について紹介するとともに、本手法を利用した最新の研究成果、
本手法の適用が期待される基礎研究、応用研究、産業利用について、特に鉄鋼材
料研究に関連する話題を中心にご講演頂きます。また、本研究会を通して今後の
パルス中性子イメージング研究について議論したいと考えております。
 ご興味をお持ちの方々の多くのご参加をお待ちしております。


日時 : 2014年9月25日(木) 10:00〜17:00
場所 : 名古屋大学 工学部5号館 521講義室
http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/access/campusmap.html
参加費: 無料 (定員 約100名)
        人数把握のため、聴講をお考えの方は御連絡いただけますと助かります。
問合せ先:日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター
        篠原 武尚 (takenao.shinohara @ j-parc.jp)
        TEL: 029-284-3753

 
プログラム

10:00〜10:10  開会挨拶                鬼柳 善明(名古屋大学)
10:10〜10:30  J-PARC施設の現状            池田裕二郎(?)(J-PARCセン
ター)
10:30〜10:50  パルス中性子イメージング研究の現状
鬼柳 善明(名古屋大学)
10:50〜11:20  J-PARCパルス中性子イメージング装置の建設状況
甲斐 哲也(J-PARCセンター)
11:20〜11:50  理研小型中性子源RANSの状況      大竹 淑恵(理研)

昼休み

「中性子イメージングの最近の話題」
13:00〜13:30  ものづくりにおける非破壊計測への期待-中性子を用いた計測
を中心に-
                                三和田泰彦(トヨタ自動車)
13:30〜14:00     中性子ラジオグラフィによる機械内部の水挙動の可視化
         -シミュレーション結果との比較-      竹中 信幸(神戸大)
14:00〜14:30  パルス中性子と高エネルギーX線の文化財分析への応用
         -火縄銃を事例として-        田中眞奈子(東京芸大)
休憩
「鉄鋼材料研究への応用にむけて」
15:00〜15:30  中性子小角散乱-ブラッグエッジ同時解析法を用いた鉄鋼材料の
解析                            大場洋次郎(京大炉)
15:30〜16:00      巨大ひずみ加工した金属材料における力学的高機能化メカ
ニズム解明への量子ビーム解析の適用          戸高 義一(豊橋技科大)
16:00〜16:30  小型中性子源システムによる鉄鋼塗膜下腐食機構解明への挑
戦
                中山 武典(神戸製鋼所)
16:30〜17:00  全体討論
17:00         閉会挨拶

18:00〜     懇親会(会場、参加費等につきましては、追ってご連絡させて
頂きます。)

※講演者の都合により、講演の順番が変更になる可能性があります。

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独立行政法人 理化学研究所
光量子工学研究領域
 エクストリームフォトニクス研究グループ
  画像情報処理研究チーム チームリーダー 
  眼疾患クラウド診断融合連携研究チーム 副チームリーダー
 イノベーション推進センター
  計測情報処理研究チーム 副チームリーダー
         
北海道大学大学院 人間機械システムデザイン専攻 客員教授
神戸大学 大学院工学研究科 システム情報学研究科 客員教授
東海大学 総合医学研究所 循環器内科学 客員教授
東京農工大学 客員教授

横田秀夫  博士(工学)
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 研究基盤技術棟102号室
TEL:048-467-7951(留守電有り。)
FAX:048-467-9610
e-mail:hyokota @ riken.jp
http://www.riken.jp/brict/research.html



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