[image 03957] 第125回ロボット工学セミナー(4/24)のお知らせ

Yoshitaka Ushiku yoshitaka.ushiku @ sinicx.com
2020年 4月 13日 (月) 22:48:31 JST


ImageMLの皆さま
(重複してお受け取りの場合はご容赦ください。)

日本ロボット学会事業計画委員会の牛久です。

日本ロボット学会では,以下の通り,第125回ロボット工学セミナーを遠隔配信のみで実施いたします。
第125回「物流ロボットにおける物体認識技術とハンドリング技術の最前線」についてご案内申し上げます。

ロボット工学セミナーは近年大変好評をいただいており,従来の会場に加えて遠隔配信を開始し,昨年2019年度には遠隔配信の枠を拡大して実施して参りました。しかしながら,新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け,参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果,4月24日開催の第125回,及び5月22日開催の第126回ロボット工学セミナーについては,会場での開催を中止とし遠隔配信のみで実施することといたしました。
今回は遠隔配信のみでの実施となり,定員200名としてこれまでの会場実施での規模に劣らない規模での実施となります。初めての試みではございますが,皆様の在宅勤務,在宅学習がより豊かなものになりますよう,ロボット工学セミナーをご活用いただけましたら大変幸いです。

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第125回「物流ロボットにおける物体認識技術とハンドリング技術の最前線」
https://www.rsj.or.jp/event/seminar/news/2020/s125.html

開催日:2020年4月24日(金)10:30~17:00(開場10:10)
開催地:遠隔配信のみ

定員:ネット配信200名(定員になり次第締め切ります)

口上:
 近年,Eコマースの増大に伴う宅配の増加,加えて少子高齢化や人件費高騰などの理由から,物流業界のロボットによる自動化がより強く望まれています.物流センターでは従来,自動保管・入出庫,自動搬送・仕分けなどマテリアルハンドリング機器が用いられていましたが,近年,物流ロボットを利用したダンボールの積み下ろしや日用品・食品のピッキングが実働段階を迎えつつあります.そこで本セミナーでは,まず物流ロボットに起ころうとしているイノベーションについてご紹介して頂きます.さらに,物流ロボットに使われる物体認識技術およびハンドリング技術についてご紹介して頂きます.

講演内容及びプログラム:
10:30-10:40 <開会挨拶・講師紹介>

10:40-11:45 第1話 物流における先端技術の活用とビジネスモデルの革新
ローランド・ベルガー 小野塚 征志
 物流の世界では,Logistics
4.0と称される次世代のイノベーションが現実化しつつある.ロボティクス,AI,IoTといったテクノロジーの進化と活用の拡大は,物流の脱労働集約を促すだろう.それは,物流会社にとって,今までのビジネスモデルに対する破壊的脅威であると同時に,今までにはない飛躍的な成長に向けた創造的革新の契機ともなる.対して,物流ビジネスへの参入を企図する荷主やメーカーからすれば,またとない好機といえる.本講演では,物流現場における先端技術の活用動向を紹介するとともに,ビジネスモデルとしての革新の方向性を解説する.

11:45-12:45 <休憩>

12:45-13:50
第2話 目と脳を持ったケースピッキングロボット:デパレタイジングとパレタイジング
Kyoto Robotics株式会社 徐 剛

 知能ピッキングロボットは,ピッキング対象を認識する3次元の目,見た結果に基づいたロボットの動作を計画する脳,計画を実行するアームとハンドで構成される.
本講演では,デパレタイジングロボットとパレタイジングロボットにおける,これらの4つの構成要素に求められるコア技術と,これらのコア技術を組み合わせてできた製品について述べる.

13:50-14:05 <休憩>

14:05-15:10 第3話 物体ハンドリングのためのロボットビジョン技術
中京大学   橋本 学

 ロボットのための3次元物体認識技術,すなわちロボットビジョンは,生産,物流,家庭などさまざまな分野で利用されるが,なかでも物流分野では,対象物の品種の識別,位置姿勢の認識に加えて,ロボットの把持位置推定など,多岐にわたる認識技術が求められる.本講演では,3次元対象物をデータ化するためのセンサを紹介するとともに,3次元キーポイントマッチングをはじめとするモデルベース物体認識,および,モデルレスでの物体の概要把握,把持位置推定などの認識アルゴリズムを概観する.また,ロボットビジョンとロボット動作生成との接点領域に関する最新の研究事例についても紹介する.

15:10-15:25 <休憩>

15:25-16:30 第4話 ソフトグリッパによる柔軟物ハンドリングへの試み
立命館大学   平井 慎一
 食品産業においては,加熱や混合,冷凍等の調理工程に多くの自動化機器が導入されている.一方,パッキングや仕分けなどのハンドリング作業の多くは,人手に頼っている.近年の人手不足に伴い,ハンドリング作業の自動化が必要とされている.食品のハンドリングが困難である理由として,食品が柔らかく,その形状や特性にばらつきが大きいことが挙げられる.このようなばらつきに対応してハンドリングを実現する一つの方策は,食品と接触する物理的インターフェース部分に柔らかい材料を用いることである.われわれは,このようなソフトグリッパにより,食品のハンドリングを実現することを目指している.本講演では,その成果を紹介する.


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参加申込は下記WEBページにアクセスの上、手続きをお願い致します。
 https://www.rsj.or.jp/event/seminar/news/2020/s125.html


― その他の参加申し込み受付中のセミナー ――――――――――――――――
【遠隔配信のみ】第126回「ロボットのための画像処理技術」
※特別価格にて実施致します。詳細は以下のURLをご確認ください。
 https://www.rsj.or.jp/event/seminar/news/2020/s126.html

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牛久 祥孝
Yoshitaka Ushiku, Ph.D.
Principal Investigator
OMRON SINIC X Corp.
Phone: 03-3817-0035


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