[image 04843] 「定量生物学の会」第十回年会のお知らせ

Seiichi Uchida uchida @ ait.kyushu-u.ac.jp
2022年 10月 3日 (月) 12:00:00 JST


image-mlの皆様

九州大学の内田と申します.
「定量生物学の会」のご案内を申し上げます.
「生物学? image-MLに関係ないでしょ?」とお考えかも
しれませんが,ご存じの通り生物学において画像は多用されて
いまして,機械学習を使った解析もどんどん進んでいます.
そういう応用に興味をご興味をお持ちの方には,好適な場だと
思います.(生物学側からも,機械学習や画像解析にお詳しい
方々やご興味をお持ちの方々がご参加ですので.)

なお,参加登録者は全員ポスター発表を行う必要があります.
下記にもありますように「自分が何をやりたいかを説明するよ
うなポスター発表」でもOKですので,「もしかしたら自分の
技術が生命現象の定量化に役立つかも?!」という感じで
技術紹介的なご発表をすれば大丈夫だと思います.

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定量生物学の会第十回年会“参加登録開始”のご案内です。

【開催日時と会場】
定量生物学の会第十回年会は12月15(木)、16日(金)に広
島大学東広島キャンパス学士会館で開催します。

https://q-bio.jp/index.php?title=Qbio10th_2022

(注意!)本日開始されるのは、年会の参加登録のみです。チュートリアル(オンライン開催)の参加登録は、10月下旬頃に改めてご案内いたします。

【参加登録】
登録ページURL:https://forms.gle/kf9YzT6wy8txVNd97

登録に際して以下、注意事項になります。

(注1)参加費は、500円程度を予定しています。11月末から12月初め頃にPaypalでの支払いをお願いする予定です。
(注2)講演者を除く参加者全員のポスター発表をお願いしています。参加登録前に、ポスター発表に関する研究責任者の同意を得て頂きますようお願いします。ポスター発表の要旨提出を後日(11月初旬から中旬頃)にお願いする予定です。
(注3)参加上限人数は100人(招待講演者含む)及び補欠5人程度を予定しています。定員に達し次第、参加登録を締め切らせて頂きます。

【年会の概要】
定量生物学の会は、定量的な解析から生命システムの定性的な性質を明らかにすることを目指す生命科学について、その方向性や解決すべき点などを具体的な問題設定のもとで議論する場として、2008年から本格的に活動を開始しました。生命科学の幅広い領域から研究者が集い、オープンな雰囲気で議論を進めています。

本年度は、4つのセッションを企画しました。「生体情報処理の物理化学過程」では核内・核膜・細胞質、及び細胞間で進行する情報処理過程の物理的実態について、「新規計測技術でみる分子〜細胞〜個体動態」では新規センサー・デバイス開発とそれにより捉えられた挙動について、「細胞スケールの形態制御」では顕微鏡技術および再構成技術によって明らかにされる細胞形態制御機序について、「多細胞系の自己組織的形態・情報制御」では多細胞生物の発生と応答及びその進化について、それぞれの分野のフロントランナーを招待しご講演いただきます。また、これまで好評だったショートトーク(一般参加者の中から短めの発表をお願いする企画)を継続すると共に、広島大学の学生によるハーフトーク(招待講演者の半分の時間で発表する企画)も行います。

【セッション講演者】
≪生体情報処理の物理化学過程≫
・落合博(広大)「遺伝子発現動態の定量的理解」
・吉村成弘(京大)「リン酸化による細胞内液-液相分離制御機構」
・柳田絢加(東大)「細胞表面ダイナミクスによるマウス初期胚中の細胞配置機構」
・小本哲史(広大)「柔らかさという物理情報による染色体配置制御」(ハーフトーク)

≪新規計測技術でみる分子〜細胞〜個体動態≫
・川口真也(京大)「神経細胞での情報演算機構の実計測による革新」
・新宅博文(京大)「マイクロ・ナノエレクトロポレーションと1細胞オミクス解析」
・杉拓磨(広大)「スキャンレスシングルショット4Dイメージング技術の開発と応用」
・大河内康之(京大/広大)「シングルセルRNAseqデータからの細胞空間配置予測」(ハーフトーク)

≪細胞スケールの形態制御≫
・藤原慶(慶大)「細胞内反応拡散波の人工細胞再構成系で探る細胞空間の時空間パターン形成原理」
・渡邊千穂(広大)「高分子混雑と膜物性が導く細胞サイズ効果」
・山城佐和子(京大)「蛍光単分子イメージングで明らかにする流動力伝達の仕組み」
・渡辺開智(広大)「原腸陥入の駆動力制御機序」(ハーフトーク)

≪多細胞系の自己組織的形態・情報制御≫
・田尻怜子(千葉大)「クチクラによる昆虫の形づくり」
・梅津大輝(東北大)「動き回る筋断片による筋組織リサイクル」
・平沢達矢(東大)「シンクロトロン放射光X線マイクロCTによる脊椎動物化石の形態観察」
・吉戸香奈(京大/広大)「免疫系、造血系の細胞分化・メモリーのモデル」(ハーフトーク)

≪ポスターセッション≫
参加者全員(招待口演者を除く)がポスター発表をします。

【参加者へのお願い】
「定量的な生命科学のあり方」を模索するにあたり、参加者一人一人に情報を発信していただき、情報を相互に交換することを重視したいと考えています。そのため、参加者には全員ポスター発表を行っていただきます(口頭発表者・チュートリアル講師を除く)。

例年、ポスターの要旨提出時期に参加キャンセルが多くなっており、定員を理由に参加できない方々にご迷惑がかかっています。年会参加登録前にポスター発表に関する研究責任者の同意を得て頂き、ポスター要旨締切に備えて準備を行っていただけますようお願いいたします。

まだ十分な結果が出ていなかったり、研究室の都合で詳細な内容を発表できないという状況も想定されますが、そのような場合は、自分が何をやりたいかを説明するようなポスター発表でも構いません。実際、過去の年会において研究提案中心のポスターが発表されていました。

【参加についてのご注意】
定量生物の会年会には非常に沢山の方々に参加を頂いており、例年登録開始から数日で規定の定員に達するという状況が続いております。今年は会場のキャパシティ制限などもあり参加人数を100名とさせていただいておりますので、お早めにご登録をお願いします。また、「全員ポスター発表をすることを知らなかった」「参加やポスター発表に関して、PIや会社の許可が得られない」といった理由で、登録後に参加・発表をキャンセルする事例も散見されております。年会参加登録前にポスター発表に関する研究責任者の同意を得て頂きますようお願いいたします。

みなさまのご参加をお待ちしております。

「定量生物学の会」コアメンバーおよび年会世話人一同

問い合わせ先:q.bio2022.jp at gmail.com
(迷惑メール対策のため@をatと表示しています。at を @ に置換してください)


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