CVIM2004年 1月研究会プログラム(第142回)

情報処理学会 コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
       1月研究会(於:大阪府立大)プログラムのご案内

● テーマセッションを開催します(1月23日(金)).
    テーマ:『街を観る(2)---街のモデル化と視覚化---』
● パネルセッション企画を行います(1月23日(金)夕方).
    テーマ:『リアリティは地図文化を変えるか』
● 大阪府立大の見学会を開催します(1月22日(木)).
● 1月22日(木)の夜に懇親会を開催します.

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 『街』は動的な観測対象であり,また,環境の代表でもあります.
テーマセッション『街を観る』は,身近な対象であると同時に,コン
ピュータビジョンにとってチャレンジングな研究対象である『街』を
メインテーマとして企画いたします.

開催予定:
 11月6日(木), 7日(金) 東大生研(東京都目黒区駒場) (開催済み)
  『 街を観る(1) ---街の監視と状況理解・診断---』
 1月22日(木),23日(金) 大阪府立大(大阪府)
  『 街を観る(2) ---街のモデル化と視覚化---』

11月企画では,ITSに代表される交通流や駐車場の観測・認識に関する最新の研究から,屋内,屋外の監視システムまで,『街の監視と状況理解・診断』に焦点を絞って開催しました.

今回の1月研究会『街を観る(2)』では,コンピュータビジョンと複合現実感,インタラクションなどとの接点から『街のモデル化・視覚化』について取り上げ,街をいかに観るか,いかに見せるか,について探っていきます.この分野の第一線で活躍されている研究者の方々,産業界で応用研究・開発に携わっている方々にお集まり頂き,この分野の技術に対する認識を深めると同時に,情報交換と交流を図ります.

また,今回のテーマ『街を観る』は,後日,研究会論文誌のテーマとなる予定です.研究会発表と併せて,論文も奮ってご投稿下さい.

(テーマセッション企画担当:全 炳東,上條俊介,日浦慎作,中澤篤志)

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●CVIM2004年1月研究会のプログラム

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 CVIM2004年 1月研究会プログラム(第142回)
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2004年1月コンピュータビジョンとイメージメディア研究会プログラム
(主査:横矢直和,幹事:八木康史,和田俊和,山澤一誠,村上和人)

日程:2004年1月22日(木) 12:30~18:00
     1月23日(金) 10:00~17:00

会場:大阪府立大学
   〒599-8531 大阪府堺市学園町1-1
   大阪府立大学 総合情報センター1階 視聴覚室
    http://www.ss.cs.osakafu-u.ac.jp/kenkyukai/

交通機関:
   地下鉄御堂筋線中もず下車,5号出口すぐ左折,徒歩20分
   南海高野線中もず下車,徒歩20分
   南海高野線白さぎ下車,徒歩10分

最寄駅からの道順:
    http://www.osakafu-u.ac.jp/fudai/info1.html

宿泊・懇親会:
   堺観光コンベンション協会のご協力で特別料金を設定.
   下記をご参照ください.
    http://www.ss.cs.osakafu-u.ac.jp/kenkyukai/
   
担当:黄瀬 浩一
   〒599-8531 大阪府堺市学園町1-1
   大阪府立大学 大学院工学研究科 情報工学分野
   TEL: 072-254-9273 FAX: 072-257-1722
   Email: kise@cs.osakafu-u.ac.jp

テーマ:『街を見る(2)---街のモデル化と視覚化---』
    (テーマ企画:全 炳東,上條俊介,日浦慎作,中澤篤志)

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■■ 一般セッション(1)  (1/22(木) 12:30--14:30, 発表20分,質疑10分) ■■

【142-1】12:30--13:00
題名:感性情報を検索キーとした画像データベースの検討
著者:○室岡 尚樹,堀田 裕弘,本田 和博,村井 忠邦(富山大)

【142-2】13:00--13:30
題名:局所的・大域的な特徴に基づく建造物の類似画像検索
著者:○向井 慶和,吉高 淳夫(広島大)

【142-3】13:30--14:00
題名:店舗内に設置した全方位視覚センサによる顧客の行動解析
著者:○藤本 喜彦,小原 ゆう(阪大),柴田 史久(立命館大),馬場口 登,八木 康史(阪大)

【142-4】14:00--14:30
題名:アクティブカメラシステムを用いた3次元形状の獲得
著者:○元 鍾勲,諸岡 健一,長橋 宏(東工大)

 ( 14:30--15:00 休憩 )

■■ 一般セッション(2)  (1/22(木) 15:00--16:30, 発表20分,質疑10分) ■■

【142-5】15:00--15:30
題名:最近傍識別器を用いた背景差分と色検出の統合
著者:○加藤 丈和,柴田 智行,和田 俊和(和歌山大)

【142-6】15:30--16:00
題名:特徴点の位置分布に基づくランダムサンプリングによる平面領域のロバストな検出法
著者:○川上 裕司,伊藤 吉弘,金澤 靖(豊橋技科大)

【142-7】16:00--16:30
題名:材質感モデルの自動生成
著者:○原田 貴昭(慶應大),原 健二(福岡工技セ),中澤 篤志(阪大),斎藤 博昭(慶應大),池内 克史(東大)


■■ 見学会 (1/22(木) 16:30--18:00) ■■

■■ 懇親会 (1/22(木) 18:00--20:00) ■■


■■ テーマ関連セッション (1/23(金) 10:00--11:30, 発表20分,質疑10分) ■■

【142-8】10:00--10:30
題名:ラインスキャンカメラと全方位カメラによる高精細パノラマ画像生成
著者:○福井 章仁,八木 康史,谷内田 正彦(阪大)

【142-9】10:30--11:00
題名:車載全方位カメラと無線ネットワークを用いた実時間テレプレゼンス
著者:○山澤 一誠,石川 智也,佐藤 智和,中村 豊,藤川 和利,砂原 秀樹,横矢 直和(奈良先端大)

【142-10】11:00--11:30
題名:時空間距離画像の提案・考察と街のモデル化への応用
著者:○小野 晋太郎(東大),川崎 洋(埼玉大),池内 克史(東大)

 ( 11:30--13:00 昼休み )

■■ オーガナイズドセッション(1)---街の計測とモデリング--- (1/23(金) 13:00--14:30, 発表20分,質疑10分) ■■

【142-11】13:00--13:30
題名:小人数・非熟練オペレータによる広域な市街地空間モデルの自動構築システム
著者:○石川 裕治,宮川 勲,小澤 史朗,若林 佳織,荒川 賢一(NTT)

【142-12】13:30--14:00
題名:再投影誤差最小化による建物画像列からの全周囲形状の一括復元
著者:○椋木 雅之,右田 剛史,青山 正人,天野 晃,浅田 尚紀(広島市大)

【142-13】14:00--14:30
題名:TLS (Three Line Sensor) を用いた三次元建物データ構築手法の開発
著者:○中川 雅史,柴崎 亮介(東大)

 ( 14:30--15:00 休憩 )

■■ オーガナイズドセッション(2)---街の視覚化と応用--- (1/23(金) 15:00--17:00, 発表20分,質疑10分) ■■

【142-14】15:00--15:30
題名:高分解能衛星IKONOS画像とその利活用事例紹介
著者:○李 雲慶(日本スペースイメージング株式会社)

【142-15】15:30--16:00
題名:都市3次元GIS/VRによる京都バーチャル時・空間の構築
著者:○矢野 桂司,中谷 友樹,磯田 弦,高瀬 裕(立命館大)

16:00--17:00 パネル
パネルセッションテーマ「リアリティは地図文化を変えるか」
パネリスト:オーガナイズドセッション発表者

趣旨:伊能忠敬の偉業を原点とし,測量技術の発展に支えられ我々が正確な測量に基づく地図を目にするようになって久しい.そして今,計算機の発展により再び地理情報の表現に新しい地平が開けようとしている.例えばカーナビゲーションでは既に3D地図や衛星画像を取り込んだものが市販品として流通し,携帯電話においても GPS導入以来のインパクトとしてリアリティのある表現が目指されるようになってきている.測量技術の発展や衛星画像の流通は数世紀続いた
地図文化を変えるか?ユーザにとってどのような利益があるのか?今後登場するであろう全く新しいアプリケーションとは?技術論ではなく,これら実利用の見地から専門家の意見を聞く.
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Published on  December 13th, 2013