[image 00879] PRMU Jan. (1st CFP: 11/3締切)
Atsushi SHIMADA
atsushi @ limu.ait.kyushu-u.ac.jp
2014年 10月 3日 (金) 17:07:06 JST
Image-MLの皆様,
PRMU幹事の島田です.
2015年1月のPRMU研究会
「質感の計測・認識・提示,災害」
について下記の通りご案内いたします.
11月3日が発表申込締切となっております.
多数のご投稿をお待ちしております.
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★パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)
専門委員長 鷲見 和彦
副委員長 黄瀬 浩一,仙田 修司
幹事 島田 敬士, 井尻 善久
幹事補佐 大山 航,安倍 満
【日時】2015年1月22日(木),23日(金)
【場所】奈良先端科学技術大学院大学
【申込締切】2014年11月3日(月)
【テーマ】「質感の計測・認識・提示,災害」
我々人間は,視覚から得られる情報により,物体の
「質感」を瞬時に理解することができます.具体的
には,その物体の材質,堅さや柔らかさ,表面の粗
さやなめらかさ,さらには食品の鮮度など,様々な
情報を網膜像より認識・予測することができます.
近年,コンピュータビジョンやパターン認識の分野
では,材質認識や物体認識,品質管理などを目的と
して,質感を理解・認識しようとする試みが行われ
ています.しかし,画像は反射特性や形状など物体
そのものの性質だけでなく,照明条件や視点の変化
などの影響を大きく受けるため,画像のみから物体
の性質を求めたり質感を予測したりすることは,困
難であることが知られています.一方,心理物理学
分野においては,画像の輝度ヒストグラムと物体の
光沢度の関係のように,低次の画像特徴と質感の間
に強い関係があることが示唆されています.また,
ディープラーニングを用いた物体認識に代表される
ように,脳に近いメカニズムの工学的な有用性にも
注目が集まっています.しかし,心理物理学や脳科
学などにおいても,人間の質感認知の特性やメカニ
ズムについては研究が緒についたばかりであり,今
後の工学・心理物理学・脳科学などの多分野の連携
や学際的な研究がますます重要視されてきています.
そこで,CVIM研究会,PRMU研究会,MVE研究会,
SIG-MR研究会では,この「質感」についてより深く
理解し,このような難しい課題に対してどのように
取り組むべきかを議論する場として,テーマセッシ
ョン「質感の計測・認識・提示」を企画致しました.
本テーマセッションでは,視覚のみならず触覚や聴
覚を含む質感認知のための計測手法や認識手法に加
えて,質感の提示手法に関する研究発表を幅広く募
集致します.また,これらの分野で先駆的研究を行
われている方々の招待講演も予定しております.奮
ってご投稿・ご参加下さいますようお願い申し上げ
ます.
PRMU研究会では,特に,質感の認識に関する研究発
表を幅広く募集致します.質感認識手法そのものだ
けでなく,質感認識のためのデータセット構築,一
般物体認識との接点,および,脳の機能をモデル化
した機械学習アルゴリズムなども歓迎致します.
また,社会課題テーマとして,「災害」に関する研
究発表も募集致します.地震や竜巻等の自然災害に
対して,災害の検知や予測といったことは行われて
いますが,PRMUで発表されているような、より高度
な技術を活用する余地がまだあります.また,災害
が起こった後のインフラ機能停止や,多様化する社
会の中で正しい情報が伝わらないことによる社会情
勢の不安定化を解消するための研究など,災害と社
会の両方を見据えて自然災害に抗うための技術につ
いての発表を募集致します.
もちろん,これら二つのテーマセッションに限らず,
一般セッションの研究発表も募集致します.この機
会を,個別の研究会の枠を越えた議論の場としてご
活用いただけましたら幸いです.
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島田 敬士 [Atsushi SHIMADA]
九州大学 基幹教育院
〒819-0395 福岡市西区元岡744番地
TEL: 092-802-5876/3580 FAX: 092-802-3579
E-mail: atsushi @ limu.ait.kyushu-u.ac.jp
URL: http://www.limu.jp/~atsushi/
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