CVIM2015年3月研究会募集要項(第196回)

【3月の論文募集】 次の2種類の論文を募集します.

(1) 『テーマセッション:災害とコンピュータビジョン』
(2) 『一般セッション』

日時:  2015年3月6日(金),7日(土)
    (注:当初5日(木),6日(金)を予定していましたが,変更されました)
会場:  東北大学片平キャンパス(Cエリア:エクステンション教育研究棟)
    http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/areac.html
    (注:開催日変更に合わせて,会場もさくらホールから変更されました)
発表申込締切:  2015年1月16日(金)(締切りました)
原稿締切:  2015年2月5日

        照会先:
         槇原 靖(大阪大学)      E-mail:makihara@am.sanken.osaka-u.ac.jp
         CVIM研究会事務局      E-mail:sig-cvim-office@am.sanken.osaka-u.ac.jp

--------------------------------------------------------------------------

 東日本大震災から4年が経とうとしています.本研究会ではこの時機を捉え,防災・減災,被害からの復興という現代社会の重要テーマに対し,コンピュータビジョンがどのように貢献できるかを議論したいと考えています.

 震災発生時,様々な情報通信技術が活用されました.例えば被災者の安否確認や道路情報の収集・閲覧が実現され,有効活用されたのは記憶に新しいところです.また,いわゆる「震災ビッグデータ」の分析によって,例えば震災発生時の人や情報の流れが可視化され,将来の防災や減災への活用が期待されています.

 われわれCVの分野でもこの間,いくつかの取り組みがありました.しかしながら CVの潜在能力を考えれば,4年前の震災の分析,および将来の災害への備えと守りのために,その技術を活用できる余地はいまだかなりあると言って良いでしょう.分野の最近の研究状況に目を移すと,多視点画像を用いた空間の3次元モデリング技術は成熟期に入り,新たに時間軸を含んだ4次元モデリング技術が研究されています.また,最近の多層畳込みネットワークの成功により,画像認識の技術は飛躍的に性能を向上させています.例えば災害予知や震災発生時の罹災者支援,あるいは災害に強い街づくりなどに対し,これらの技術の活用が期待されます.

 近年,地球規模の気候変動により各種災害が日常化しつつあり,防災・減災のための新しい技術が強く求められています.本研究会では,社会から何が求められ,CVにどのような技術シーズがあるかについて議論を深めたいと思います.そのため,本テーマに関連する発表申し込みを広く募集する他,関連分野から下に記載した3名の講師を招き,この問題に対する取り組みをお話し頂きます.もちろんテーマ発表だけでなく,一般発表の募集も行っておりますので,ふるってご応募下さい.

 なお本研究会では,本年度をもって東京大学を退官される池内克史先生に,これまでの研究教育および将来展望についてご講演頂く予定です.国内外でこの分野を牽引してきた先生からお話を伺える貴重な機会ですので,皆様のご参加をお待ちしております.

特別講演講師:青木 孝文(東北大),大野 和則(東北大),岡崎 直観(東北大)各先生

テーマ担当委員: 岡谷 貴之(東北大), 中澤 篤志(京都大)

--------------------------------------------------------------------------
■ 注意事項・コメント制度

・発表申込後,「発表申込完了のお知らせ」に関するメールが自動発信されます.

・発表申込締切後の数日以内に,「講演申込受理のお知らせ」に関するメールが発信されます.講演原稿の締め切り・要項・提出方法等に関する情報が記載されておりますので,記載された方法に従って原稿を提出下さい.

・万が一,「講演申込受理のお知らせ」のメールが届かない場合には,申込・照会先にご連絡下さい.なお,原稿締め切り,要領についてのお問い合わせは,学会研究会係にお願いします.(担当:研究会係 sig@ipsj.or.jp)

・コメント制度を御希望の場合には,原稿提出の締切後に,コメント制度用のウェブページのURLを含めた申込確認メールが送付されます.研究会までに運営委員より質問・コメントが記入される予定ですので,随時,コメント制度用のウェブページを御確認下さい.

Published on  January 22nd, 2015